ロボットシステム開発におけるRTMの有用性および開発ツール群(産業技術総合研究所 原 功)

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これまで開発してきた事情通ロボット、HRP2の対話システム等のソフトウェアシステムを振り返り、コンポーネント指向のロボットシステムにおける有用性と問題点について述べ、RTミドルウェアを用いた場合にどの程度の問題点が解決可能か、継続的なシステム開発において何が重要かということについて述べる。また、OpenRTM-aistを用いたコンポーネント開発、システム開発において利用可能な開発ツールであるEclipse版とWeb版のRTコンポーネントエディタとRTシステムエディタを紹介し、その違いについて述べる。



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11月12日 RTM・RTCセミナー開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、ロボット産業の活性化、競争力強化を図るため、「国富を担うロボット共通基盤を構築するための人材の育成、交流、研究の活性化」を目指して、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」 で研究開発されたRTミドルウェアやその上で機能するRTコンポーネントの規格化、標準化、オープンソース化、汎用モジュール化、資格制度化、産業基盤化等を通じた普及と社会定着に取り組んでいます。
 本取り組みの一環として、これらの分野をカバーする第一人者の方々をお招きして体系的なセミナーを開催し、ソフトウェアインフラの技術経営に関する議論を深めることとなりました。
 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたサイト、ロボペディアに集積していきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本セミナーへの多数の方々のご参画とともに、後日セミナーの内容を知っていただき、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボペディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

主催

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人東京大学

日時

2013年11月12日 13:00〜14:30(開催の都合により時間に変更があります)

場所

東京大学本郷キャンパス工学部2号館3階31A会議室

ご講演

① ロボットシステム開発におけるRTMの有用性および開発ツール群:産業技術総合研究所 原 功
② RTミドルウェアによる実時間ロボット制御系の構築とソフトウェア教育:静岡大学 清水 昌幸

詳細


① ロボットシステム開発におけるRTMの有用性および開発ツール群 産業技術総合研究所 原 功


スライド4これまで開発してきた事情通ロボット、HRP2の対話システム等のソフトウェアシステムを振り返り、コンポーネント指向のロボットシステムにおける有用性と問題点について述べ、RTミドルウェアを用いた場合にどの程度の問題点が解決可能か、継続的なシステム開発において何が重要かということについて述べる。また、OpenRTM-aistを用いたコンポーネント開発、システム開発において利用可能な開発ツールであるEclipse版とWeb版のRTコンポーネントエディタとRTシステムエディタを紹介し、その違いについて述べる。




② RTミドルウェアによる実時間ロボット制御系の構築とソフトウェア教育:静岡大学 清水 昌幸


スライド4 RTミドルウェアはロボットのためのソフトウェアプラットフォームであるが,実際にロボットの実時間制御系をRTミドルウェアで構築しようとすると,いくつかの困難に遭遇する.本講演では,ロボットの実時間制御を実現するために筆者がこれまでに行ってきた取り組みを紹介する.また,RTミドルウェア普及のためには,ユーザの取り込みだけでなく開発者の育成も重要である.本講演では,RTミドルウェアを含めたソフトウェア教育に関する筆者のこれまでの経験と取り組みについても紹介する.


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なお,当日は,「災害対応ロボットセミナー」を開催いたします.こちらも合わせてご参加ください.

参加登録

参加費は無料です

We are sorry but registration for this event is now closed.

Please contact us if you would like to know if spaces are still available.

Event Registration and Ticketing Powered by Event Espresso


当日,会場での登録も可能ですので,お誘い合わせの上,ご来場ください.会場受付では皆様にお名刺を頂戴しておりますので,お名刺をご持参くださいませ.

問い合わせ

ブラウザのクッキーを使用可能にして登録ください.社内セキュリティ等の問題で登録作業が行えない場合は,お手数ですが右上の問い合わせフォームより,必要事項をご記入の上,「〇〇セミナー登録希望」とご連絡ください.
登録作業を行うと,返信メールが送られます.1日経っても確認メールが届かない場合は,問い合わせフォームよりご連絡ください.
本ウェブサイト,本セミナーに関する問い合わせも右上の問い合わせフォームよりご連絡ください.

RTM・ROSの相互運用技術(東京大学 岡田 慧)

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本講演では,NEDO知能化プロジェクトでは技術開発をすすめてきたOpenRTMミドルウェアを基盤としたシステムと,海外で急速にユーザを増やしてきているROSを中心としたロボットシステムの間にはどのような連携の形があり,どう行うのが良いのか,その相互運用の在り方について,既存のOpenRTMの通信ミドルウェアやソフトウェアモジュールは活用しながらROSとの連携を行い,そこで開発されたツールや知能モジュールを取り込むOpenRTM-ROS相互運用ソフトウェアについて,実例やサンプルプログラムを交えて紹介する.



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DAQ-Middlewareについて(高エネルギー加速器研究機構 千代 浩司)

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DAQ-MiddlewareはRT-Middlewareを拡張した実験データ収集用ソフトウェア構築のためのフレームワークです。
加速器を使用した実験には素粒子原子核実験、および物質・生命科学実験などのさまざまな実験があります。実験装置(検出器)から得られるアナログ信号をデジタル化し、さらに計算機に取り込みストレージシステムに格納し、オンラインデータ解析を同時に行うデータ収集システムは大変重要なパートです。最近ではたくさんの計算機を利用しネットワーク分散化したシステムとなっています。
DAQ-Middlewareおよび適用事例などを紹介します。



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9月3日RTM・RTCセミナー開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、ロボット産業の活性化、競争力強化を図るため、「国富を担うロボット共通基盤を構築するための人材の育成、交流、研究の活性化」を目指して、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」 で研究開発されたRTミドルウェアやその上で機能するRTコンポーネントの規格化、標準化、オープンソース化、汎用モジュール化、資格制度化、産業基盤化等を通じた普及と社会定着に取り組んでいます。
 本取り組みの一環として、これらの分野をカバーする第一人者の方々をお招きして体系的なセミナーを開催し、ソフトウェアインフラの技術経営に関する議論を深めることとなりました。
 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたサイト、ロボペディアに集積していきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本セミナーへの多数の方々のご参画とともに、後日セミナーの内容を知っていただき、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボペディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

主催

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人東京大学

日時

2013年9月3日 12時40分から15時20分まで(開催の都合により時間に変更があります)

場所

東京大学本郷キャンパス工学部2号館3階31A会議室

ご講演

① DAQ-Middlewareについて:高エネルギー加速器研究機構 千代 浩司
② UNRプラットフォームを用いたサービスロボットの実現:国際電気通信基礎技術研究所 (ATR) 亀井 剛次
③ RTM・ROSの相互運用技術:東京大学 岡田 慧
④ インターネットを活用したロボットサービスと関連技術とRSiの取り組み:産業技術大学院大学 成田 雅彦

詳細


①DAQ-Middlewareについて:高エネルギー加速器研究機構 千代 浩司


スライド1DAQ-MiddlewareはRT-Middlewareを拡張した実験データ収集用ソフトウェア構築のためのフレームワークです。
加速器を使用した実験には素粒子原子核実験、および物質・生命科学実験などのさまざまな実験があります。実験装置(検出器)から得られるアナログ信号をデジタル化し、さらに計算機に取り込みストレージシステムに格納し、オンラインデータ解析を同時に行うデータ収集システムは大変重要なパートです。最近ではたくさんの計算機を利用しネットワーク分散化したシステムとなっています。
DAQ-Middlewareおよび適用事例などを紹介します。




②UNRプラットフォームを用いたサービスロボットの実現:国際電気通信基礎技術研究所 (ATR) 亀井 剛次


スライド1ユビキタスネットワークロボット技術は、 商業施設・病院・家などのさまざまな場所における人々の活動の支援を目的として、ロボット、スマートフォンアプリ、環境センサなどがネットワークを介して連携して人々にサービスを提供するための基盤技術です。
高齢者・障がい者を対象としたライフサポートに関するサービスの実証実験を通して、ロボットやロボットサービスを連携させるための技術仕様の検討と国際標準化を進め、昨年度よりそのソフトウェアをUNRプラットフォームとしてオープンソースで公開しています。
本講演では、UNRプラットフォームの概要と、今後の展開としてのRTミドルウェアとの連携について紹介させていただきます。




③RTM・ROSの相互運用技術:東京大学 岡田 慧

スライド1本講演では,NEDO知能化プロジェクトでは技術開発をすすめてきたOpenRTMミドルウェアを基盤としたシステムと,海外で急速にユーザを増やしてきているROSを中心としたロボットシステムの間にはどのような連携の形があり,どう行うのが良いのか,その相互運用の在り方について,既存のOpenRTMの通信ミドルウェアやソフトウェアモジュールは活用しながらROSとの連携を行い,そこで開発されたツールや知能モジュールを取り込むOpenRTM-ROS相互運用ソフトウェアについて,実例やサンプルプログラムを交えて紹介する.


④インターネットを活用したロボットサービスと関連技術とRSiの取り組み:産業技術大学院大学 成田 雅彦


スライド1近年、ロボット技術とインターネットやクラウドとの連携が注目されています。本講演では、これらの動向を概観し、2004年よりインターネットやクラウドを用いたロボットサービスに取り組んできたRSi(ロボットサービスイニシアティブ)の活動を紹介致します。具体的には、RSiの成果の一つであるRSNP(ロボットサービスネットワークプロトコル)、運用中のロボットサービス、RTMとRSiの連携の仕組みとその応用サービス、RTコンポーネントのWebコンテンツ化の試み、クラウド向けのマイクロサービス機能や、RSiのロードマップ等を説明致します。これらを通し、RSiやこの分野への理解を深めて頂きたいと思います。


会場の様子

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なお,当日は15時40分より,「災害対応ロボットセミナー」を開催いたします.こちらも合わせてご参加ください.

参加登録

参加費は無料です

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Event Registration and Ticketing Powered by Event Espresso


当日,会場での登録も可能ですので,お誘い合わせの上,ご来場ください.会場受付ではお名刺を頂戴しておりますので,お名刺をご持参くださいませ.

問い合わせ

ブラウザのクッキーを使用可能にして登録ください.社内セキュリティ等の問題で登録作業が行えない場合は,お手数ですが右上の問い合わせフォームより,必要事項をご記入の上,「〇〇セミナー登録希望」とご連絡ください.
登録作業を行うと,返信メールが送られます.1日経っても確認メールが届かない場合は,問い合わせフォームよりご連絡ください.
本ウェブサイト,本セミナーに関する問い合わせも右上の問い合わせフォームよりご連絡ください.

生産ロボットを進化させる知能化技術(三菱電機 野田 哲男)

スライド1要旨:
次世代の生産システムを如何に構築すべきかとの問題に対して,本研究では自律型セル生産ロボットシステムが選択肢の一つとなることを提案する.

概要:
機種切替が迅速で,かつ長時間連続操業可能な,生産現場へ導入できるロボットセル生産システムを実現するために必要な知能モジュール群と,それら知能モジュールよる統合システムの開発を目的に,NEDOプロを活用した産学連携による研究開発を紹介する.



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市販デバイスをRTC化するRTC-CANopen(芝浦工業大学 水川 真)

スライド1
ロボット普及の阻害要因となっているの高価格個別設計専用デバイスではなく,実績のある市販CANopenデバイスを簡単にRTC化し,ソフトコンポーネント化するとともに,プラグアンドプレイにより,システムを簡便に構築可能とする,国際標準規格RTC-CANopenを紹介する.併せて,設計資産の継承を容易とするUML,SysMLによるモデルベース設計開発教材と実施例についても報告する.


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ロボットが築くスマートな社会に向けたNEDOの取り組みと見通し(新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 真野 敦史)

スライド1 NEDOは、産業競争力の強化等に向けて、技術開発のナショナルプロジェクト”のみ”を実施している訳ではありません。将来の市場やグローバルな競争を見据えて、競争力の強化に資する多くの取り組みを実施しています。
 例えば、技術の国際標準化、開発者で構成するパートナーシップの運営、将来を見据えた未来像や技術開発課題とロードマップの提示、普及シナリオの調査、大学と連携したNEDO特別講座の設置(人材の育成・交流等)、「ロボット白書」の作成などに、産学官連携の「コーディネータ」となって取り組んでいます。これらの活動を通じて貴重な国税を投じた研究開発の成果を世の中に普及させ、我が国の産業競争力を高めることを通じて、国富として国全体に還元していくことが重要ですし、技術開発プロジェクトのみで競争力が高まるものでもありません。
 今回の講演では、NEDOのロボット技術開発プロジェクトの状況や今後の見通し、ロボット技術の普及を見据えた将来像など、ロボット開発に関連した最新の取り組みや関心事項等をご紹介いたします。



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