工学部教育における社会実装プロジェクト型演習授業 (埼玉大学 琴坂 信哉)

スライド1近年,工学技術の社会貢献の向上を目的として,技術開発プロセスに社会実装という視点を取り入れることが注目を集めている.それを受け,高専,工学系大学といった教育機関でも,社会実装を意識した人材育成手法が提案され始めている.技術の社会実装を意識させることで,技術の社会への影響や経済効果を意識することのできる高度技術人材の育成に効果があることが期待されている.本講演では,まず,社会実装の視点を取り入れた演習授業の利点および従来手法との違いを説明する.続いて,RTおよびIT技術を活用したサービス技術を社会に実装するプロセスを体験,学習することのできる社会実装コンテストを取り入れた工学部学生を対象とした演習授業の試みを紹介する.



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大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性 (千葉工業大学 富山 健)

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大学における教育は現場体験を有機的に取り入れるべきだと考える.RTを活用した研究においては,実際に現場から出たニーズベースの開発とそ の成果の社会還元が強く求められている.一方,ロボット産業がなかなか立ち上がらない一因は,ロボット研究・開発が面白過ぎることだと考え る.ほとんどのロボット技術者にとって,自分の開発したロボットが現場で使われるかどうかは,少なくともトッププライオリティではない.よって,大学における研究・開発は産業化には容易に結びつかない.この状況を打破するためには,現場を体験し実社会の要求に応えることの充実感を 身を持って知る,ことを大学教育の一部として取り入れる必要がある.ここでは,介護作業支援を現場体験とともに大学における研究・教育活動に とりこみ,それを実社会に結びつける試みと,その成果として生み出されたベンチャーとの連携事例などを紹介する.



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