大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性 (千葉工業大学 富山 健)

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大学における教育は現場体験を有機的に取り入れるべきだと考える.RTを活用した研究においては,実際に現場から出たニーズベースの開発とそ の成果の社会還元が強く求められている.一方,ロボット産業がなかなか立ち上がらない一因は,ロボット研究・開発が面白過ぎることだと考え る.ほとんどのロボット技術者にとって,自分の開発したロボットが現場で使われるかどうかは,少なくともトッププライオリティではない.よって,大学における研究・開発は産業化には容易に結びつかない.この状況を打破するためには,現場を体験し実社会の要求に応えることの充実感を 身を持って知る,ことを大学教育の一部として取り入れる必要がある.ここでは,介護作業支援を現場体験とともに大学における研究・教育活動に とりこみ,それを実社会に結びつける試みと,その成果として生み出されたベンチャーとの連携事例などを紹介する.



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