災害対応ロボットと運用システムのあり方:防災ロボットに関する提言(東北大学 田所 諭)

Share on LinkedIn
LINEで送る

スライド2災害予防・緊急対応・復旧・復興と変化する災害の各フェーズにおいて、防災ロボットには、人間が入れない場所や危険性の高い場所で、人間に代わって遠隔的・自動的に状況調査や作業を行うことが求められている。それによって我が国の災害リスクを低下させることは、産業競争力の維持発展のために不可欠な要件である。本プロジェクトでは、それに必要な重点課題を検討した。
 その結果を要約すると、重点的に研究開発を進めるべき技術として、下記が重要である。
  ・遠隔現場へのアクセシビリティ向上(特に、超小型軽量飛行体、登壁ロボ、狭所探査ロボ)
  ・ロボットによる現場悪影響の防止(特に、防爆技術・規格)
  ・無線通信・有線通信の問題点解決
  ・遠隔状況認識・知能化・自動化
  ・コンテスト形式による基盤技術研究の奨励
 さらには、重点的に進めるべき規格標準化や、重点的に整備すべき組織・制度として、下記が重要である。
  ・ロボットの性能評価法の国際標準化
  ・部品の可換性のための国際標準化
  ・国際安全規格の整備
  ・全国に複数の研究開発拠点の整備
  ・防災ロボットセンターの開設

・ブラウザにgoogleアカウントを設定すると,ブラウザ上で発表資料をご覧頂けます.


発表資料(PDF)ダウンロード

アイキャッチ画像

スライド2

ランダムピックアップ
スライド1
災害対応無人化システム研究開発プロジェクト「通信技術の開発」(株式会社日立製作所 花見 英樹)
スライド1
災害対応におけるロボットシステムの標準化と国際協力(京都大学 松野文俊)
スライド1
市販デバイスをRTC化するRTC-CANopen(芝浦工業大学 水川 真)
Go back to top