ヒューマノイドロボットのモーション作成 (産業技術短期大学 二井見 博文)

目標(対象者と教育目標)

短期大学1年生(工学の入門)
複数のモータの制御を理解する
人間の動作を見直す
工学への興味を高める

セールスポイント

ヒューマノイド型であり、学生が積極的に取り組める
直接教示ができるため、モーション作成が簡単

概要

小型ヒューマノイドロボットを使い、起き上がりや歩行などのモーションを作成する実習を行っている

工夫点

膝を深く曲げることができる。(起き上がり時に必要)
足首のみで簡単に左右の重心移動が行える

成果

人の動作を見直し、ロボットを歩行させることができた
工学への興味を高めることができた

特記事項

1年生最初の実験でお互いに初対面であるが、実習を進めるうちに会話がはずみ、打ち解けていった

作成者、連絡先

産業技術短期大学 二井見博文、niimi@cit.sangitan.ac.jp

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メカトロニクスラボ (早稲田大学理工学術院 教授 高西淳夫)

目標(対象者と教育目標)

早稲田大学理工系の低学年学生を対象に,ロボット工学の要点を体験的に理解させ,その構成や設計の基礎を習得させる.

セールスポイント

ラインフォロワーロボットの製作を通じて,ロボットの構成論・設計論を体得的に学習する.

概要

センサ,アクチュエータ,コントローラを統合するというロボット製作を通した実験および製作実習を行う.

工夫点

実験の前に隔週でラボガイドと呼ぶ事前授業を実施.
ラボノートと呼ぶ実験ノートの制作を全期間を通じて行い.各実験項目間の有機的関係を理解させる.

成果

アンケートの結果,多くの学生がロボットの基礎学習の役に立ったと回答.

作成者、連絡先

高西淳夫、03-5369-7329
contact@takanishi.mech.waseda.ac.jp

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ロボメカ教育の為の各種教材開発 (東海大学情報理工学部コンピュータ応用工学科 准教授 稲垣克彦)

目標(対象者と教育目標)

大学や高専において、ロボメカ教育を効果的に行うための実習・実験用教材を開発し、そのノウハウを広く公開する

セールスポイント

多人数に対して効果的かつ効率的な教育を実施する為の各種方策を提案している

概要

コンピュータリテラシー設備の利用を考慮したマイコントレーニングボード(図1)や、ロボット工学の講義を支援する為のグラフィックツール(図2)の開発を実施

工夫点

1人1台の装置を使い、継続的な教育を実施できるようにした
講義においては、動的な視覚情報を取り入れる事で教育効果の向上を図っている

成果

東海大学情報理工学部におけるロボメカ関連の各種講義・実験に試験導入し、講義アンケートなどにおいて好評を得ている

作成者、連絡先

稲垣克彦 (0463)58-1211 (Ext.4043) ingk@ingk-lab.org
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ロボット・メカトロニクス講義ノートの公開 (東北学院大学工学部機械知能工学科 熊谷正朗)

目標(対象者と教育目標)

主に工業高校、専門学校、大学生~社会人
初心者向けのメカトロ系基礎知識の総合提供

提供場所

http://www.mech.tohoku-gakuin.ac.jp/rde/ ロボット開発工学研究室

セールスポイント

基礎知識ほぼゼロからのスタートを想定している(一般的な教科書は基礎の基礎が省略されていることが多い)。
専門参考書に匹敵するコンテンツ量とネットの検索性を備えている。
理論的積み上げよりも、実務的利用を指向。

概要

本来は大学内講義で使うものであった講義ノートをネットで一般公開したもの。高校程度の数学物理の知識からロボット・メカトロニクス系基礎に到達可能。
主な系統:ロボットの基礎数学(座標変換・マニピュレータの運動学・車輪移動ロボット)、メカトロニクス(主にセンサ~アクチュエータの、<メカトロニクス-メカ>の部分)、ロボットメカトロ開発の総合知識系

工夫点

授業用スライドの公開ではなく、読み物として説明を含めた公開である。
学外からの利用を自由化(むしろ学外からの利用が多い)。

成果

開設9年でのべ約300万回(記述時点で平日約3000pv)の利用があった。
学外の学生、企業の支援にもつながっている。

特記事項

講義ノートとは別に地域の技術者向け講義「ロボット博士(はかせ)の基礎からのメカトロニクス講座」を実施、同資料も公開中。

作成者、連絡先

東北学院大学 熊谷正朗 kumagai _a t_ tjcc.tohoku-gakuin.ac.jp

マイクロ2足歩行ロボット製作教室の実施 (名南工業高校 松谷 宏明)

目標(対象者と教育目標)

高校生16名程度で教室を行う
継続的な学習の場を提供し、将来の夢をもたせる

セールスポイント

自立型2足歩行ロボットが単価15,000円
パソコンがあれば自宅でも学習ができる

概要

高さ5cm程度の2足歩行ロボットを製作することで、ハードウエアやソフトウエア技術を学習する

工夫点

充電器等を一体化したコンパクトなロボット

成果

自宅開発した高校生が、マイクロロボットメイズコンテストで優勝
平成19年度から毎年、サイエンスキャンプ(名古屋大学)を実施

作成者、連絡先

名古屋大学福田研 中島正博 nakajima@mein.nagoya-u.ac.jp
名南工業高校    松谷宏明 k584003s@m2.aichi-c.ed.jp
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マイクロロボット製作教室の実施 (名南工業高校 松谷 宏明)

目標(対象者と教育目標)

小中学生20名程度で教室を行う
つくる難しさと動く喜びを体得し、理科大好きっ子を育成する

セールスポイント

はさみ、両面テープ等の日常使うもので製作可能
キット単価2,500円程度で製作できる

概要

身近な材料を使用して2.5cm程度のロボットとそのコントローラを製作する

工夫点

自宅でも容易に改造ができるように材料を選定

成果

毎年、愛知県内で100名(4,5回)程度実施

特記事項

製作工程が容易なため、TAは地域ボランティアに依頼することも可能

作成者、連絡先

名南工業高校 松谷宏明 k584003s@m2.aichi-c.ed.jp
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国際マイクロロボットメイズコンテスト(香川大学工学部知能機械システム工学科 准教授 石原秀則)

目標(対象者と教育目標)

参加者は国内外の高校生、大学、大学院生
マイクロ技術を活かしたロボット製作をとおし、その技術の有用性を学ぶことで次世代技術者を育成する。

セールスポイント

海外から30~40名程度が参加する国際的なコンテストである。
小中高校生のロボット教室を同時開催することで、次世代を担う子供育成事業にも取り組んでいる。

概要

2011年度には第20回記念大会を予定される歴史のあるコンテストです。このコンテストには1cm立方の走行型ロボットから2インチ立方の2足歩行ロボットまで、様々なロボットによるコンテストが実施されます。

工夫点

大学院生TAの適切な訓練と配置によって、毎回学生個人とグループの多面的評価を行い,成績の厳密化を行っている.
講義課目と関連づけて、より深い内容が習得できるように教員とTAが誘導する.
外部購入可とし,部品に価格を設定して予算制約も与える.

成果

2009年度に優勝した女子高生がハワイのマイクロロボットトーナメントに参加

作成者、連絡先

香川大学 石原秀則  ishihara@eng.kagawa-u.ac.jp

ロボット製作実習(立命館大学 川村貞夫)

目標

立命館大学ロボティクス学科3年生を対象として、ロボットの構想、設計、ハード・ソフト製作の作業を通じて、ロボットシステムの全体を習得することを目的とする.

セールスポイント

構想力、設計力、組織力、実現力等の多様な能力を磨くことができる.

概要

「スポーツをするロボット」「楽器をひくロボット」等の漠然とした課題のみ与えられ、8名程度のチームによって、利用機器、時間、予算等の制約の中で、ロボットを実現する

工夫点

大学院生TAの適切な訓練と配置によって、毎回学生個人とグループの多面的評価を行い,成績の厳密化を行っている.
講義課目と関連づけて、より深い内容が習得できるように教員とTAが誘導する.
外部購入可とし,部品に価格を設定して予算制約も与える.

成果

講義課目との関連が良く理解できたとのアンケート結果が多数ある

特別記事項

大学院生TAにとって、指導法や評価法の訓練となっている.

作成者、連絡先

川村貞夫 077-561-2758 kawamura@se.ritsumei.ac.jp
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