1月7日 RTM・RTCセミナー開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、ロボット産業の活性化、競争力強化を図るため、「国富を担うロボット共通基盤を構築するための人材の育成、交流、研究の活性化」を目指して、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」 で研究開発されたRTミドルウェアやその上で機能するRTコンポーネントの規格化、標準化、オープンソース化、汎用モジュール化、資格制度化、産業基盤化等を通じた普及と社会定着に取り組んでいます。
 本取り組みの一環として、これらの分野をカバーする第一人者の方々をお招きして体系的なセミナーを開催し、ソフトウェアインフラの技術経営に関する議論を深めることとなりました。
 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたサイト、ロボペディアに集積していきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本セミナーへの多数の方々のご参画とともに、後日セミナーの内容を知っていただき、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボペディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

主催

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人東京大学

日時

2014年1月7日 10:50〜12:50(開催の都合により時間に変更があります)

場所

東京大学本郷キャンパス工学部2号館3階31A会議室

ご講演

① ロボットおよび組込みソフトウェア向けのオープンなライブラリOpenEL:(一社)組込みシステム技術協会 理事、アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド代表取締役社長 中村 憲一
② ロボット開発におけるSysMLの活用:株式会社チェンジビジョン 岩永 寿来
③ RTミドルウェアの普及に向けて:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 金広 文男

詳細


① ロボットおよび組込みソフトウェア向けのオープンなライブラリOpenEL:(一社)組込みシステム技術協会 理事、アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド 代表取締役社長 中村 憲一


スライド4OpenEL(Open Embedded Library)とは、モータの制御やセンサの入出力等におけるソフトウェア・インタフェースを標準化した次世代のロボット開発プラットフォームである。 現在、(一社)組込みシステム技術協会(JASA)が中心となって仕様策定作業を進めるとともに、米国を拠点とする世界的な標準化団体であるOMG (Object Management Group)において、世界各国にOpenELの国際標準化を提案している。本講演では、OpenEL 1.0の仕様、OMGにおける国際標準化活動、今後のロードマップ等について紹介する。


② ロボット開発におけるSysMLの活用:株式会社チェンジビジョン 岩永 寿来


スライド3ロボット開発においても、システムの理解や開発者間での円滑なコミュニケーションのため、モデル駆動開発の重要性が高まっています。それに伴い、システムエンジニアリングのための標準モデリング言語 Systems Modeling Language(SysML)がロボット開発でも用いられるようになってきました。このようななか、開発者間のコミュニケーションに留まらず、ロボット開発を効率的に行うために、SysMLとRTミドルウェアとの連携が求められています。
そこで、本講演ではSysMLの概要や、ロボット開発におけるSysMLを用いたモデル駆動開発を効率的に行うための取り組みについてご紹介します。



③ RTミドルウェアの普及に向けて:独立行政法人産業技術総合研究所 金広 文男


スライド3RTミドルウェア(RTM)とはRTコンポーネント(RTC)と呼ぶロボットの機能要素のソフトウェアモジュールを組み合わせてロボットシステムを構築するためのソフトウェアプラットフォームである。これまでに複数のプロジェクトでRTM自体の開発、RTCの開発、RTM/RTCを用いたアプリケーションの開発が行われてきた。しかし、開発開始から10年を経た今でも十分に普及したとは言えない状況にある。そこで本講演ではこれまでの取り組みを振り返り、利用状況や潜在ユーザの意見から現状を分析し、今後取るべき方策について考察を行う。

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なお,当日は,「災害対応ロボットセミナー」を開催いたします.こちらも合わせてご参加ください.

参加登録

参加費は無料です

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当日,会場での登録も可能ですので,お誘い合わせの上,ご来場ください.会場受付では皆様にお名刺を頂戴しておりますので,お名刺をご持参くださいませ.

問い合わせ

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5月28日RTM・RTCセミナー開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、ロボット産業の活性化、競争力強化を図るため、「国富を担うロボット共通基盤を構築するための人材の育成、交流、研究の活性化」を目指して、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」 で研究開発されたRTミドルウェアやその上で機能するRTコンポーネントの規格化、標準化、オープンソース化、汎用モジュール化、資格制度化、産業基盤化等を通じた普及と社会定着に取り組んでいます。
 本取り組みの一環として、これらの分野をカバーする第一人者の方々をお招きして体系的なセミナーを開催し、ソフトウェアインフラの技術経営に関する議論を深めることとなりました。
 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたサイト、ロボペディアに集積していきます。
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主催

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人東京大学

日時

2013年5月28日 12時40分から14時40分まで

場所

東京大学本郷キャンパス工学部2号館3階31A会議室

ご講演

① 「ロボットミドルウエア標準:RTミドルウエア」 産業技術総合研究所 安藤 慶昭
② 「RTコンポーネントの再利用によるロボットシステム開発」 名城大学 大原 賢一
③ 「RTミドルウェアの実用化の取り組み ~機能安全対応RTミドルウェア「RTMSafety」~」 株式会社セック 中本 啓之

詳細

① ロボットミドルウエア標準:RTミドルウエア 
産業技術総合研究所 安藤 慶昭

スライド1RTミドルウエア (RT-Middleware: RTM) とは、ロボットの機能要素をソフトウエアモジュール化し、それらを組み合わせてロボットシステムを構築する為のソフトウエアプラットフォームです。2002年度から始まったこのプロジェクトは、ロボットシステムの機能要素をモジュール化することで、コストの削減、最新技術の導入、多様なニーズへの対応を実現し、ロボットのシステムインテグレーションにおけるイノベーションを達成することを目的として開発が進められてきました。この目的のため、参照実装としてのOpenRTM-aistの提供、OMGにおける標準化、大学・企業への普及啓もう活動やコミュニティー作りなど、様々な取組が行われてきました。本講演では、RTミドルウエアの基本コンセプト、利点や導入実績、標準化含む様々な取り組みなどについて紹介します。

② RTコンポーネントの再利用によるロボットシステム開発
名城大学 大原 賢一

スライド1RTミドルウェアをベースとしたシステム開発において、効率のよいシステム開発を行っていくためには、既存のRTコンポーネントの有効利用が重要である。これまで、多くのRTコンポーネントが開発され、これらのコンポーネントは開発者WebページやOpenRTM-aistのホームページからダウンロードが可能である。しかしながら、RTコンポーネントごとの設計思想の違いなどから、所望のコンポーネント同士のみで、容易にシステムを構築していくことは困難である。そこで、本発表では、既存のRTコンポーネントを用いたロボットシステムの事例を通じて、RTコンポーネントの再利用に向けたアプローチを紹介する。
また、開発したRTコンポーネント資産の蓄積を目的として策定したカメラ・画像処理コンポーネント向けの共通インタフェースについても紹介する。

③ RTミドルウェアの実用化の取り組み ~機能安全対応RTミドルウェア「RTMSafety」~
株式会社セック 中本 啓之

スライド1RTミドルウェアを実用レベルで利用するためには、安定性や品質、メーカによる保守など、現状まだいくつかの課題があります。
本発表では、RTミドルウェアを適用したロボットシステムの実用化に向けた課題を示すとともに、その解決策として、実用的なRTミドルウェアの実装とその適用事例について紹介します。
特に、人の生活支援をするサービスロボットにおいては、安全性・信頼性の確保が重要な課題となっています。そこで、安全かつ信頼性の高いサービスロボットを短期間、低コストで実現する機能安全に対応したRTミドルウェア実装「RTMSafety」について、開発の背景や機能概要、適用事例について紹介します。

なお,当日は14時50分より,「地域共創型ロボット産業・ビジネス活性化セミナー(各地で活発化する 地域に密着したロボット産業の発展と社会実装に向けた取り組み)」を開催いたします.我が国の各地域でのロボット技術普及に関する取り組みについてのご講演です.こちらも合わせてご参加くださいませ

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当日,会場での登録も可能ですので,お誘い合わせの上,ご来場ください

問い合わせ

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3月19日 災害対応ロボットワークショップ開催のお知らせ

 近年、国内外で発生している自然災害、インフラや産業施設の事故、原子力災害等に対して、災害対応ロボットの活躍が期待されています。
 災害対応ロボットを社会で創り育て、定着させるためには、どのような技術や施策、国内外の協力体制の構築等の取り組みが求められるか、その議論を深めるための体系的ワークショップとして

“災害対応ロボットワークショップ(NEDO特別講座)”

を、下記の要領で開催します。

 これはNEDO特別講座(ロボット技術経営)の一環として、本年度から来年度にかけて計画しているもので、災害対応ロボットを社会に実装するための研究や技術のみならず、ソリューションや技術経営の観点から取り上げ、紹介するとともに、議論を深めます。本年度まで実施されているNEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」についても取り上げてまいります。
 本案内の最後の部分に今後の計画を記します。

 なお、このワークショップの内容は、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボぺディアにアップロードいたします。本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、のちに後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。
    

災害対応ロボットワークショップ全体像(敬称略)

7/2 火 田所諭(東北大,災害対応ロボット)
9/3 火 北原成郎(熊谷組,無人化施工)
11/12 火 小柳栄次(千葉工大,移動ロボット)
1/7 火 浦環(東大,水中ロボット)

今回のワークショップ

日時:2013年3月19日 15:00-17:30
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館 31A会議室
*参加費無料
ワークショップ後に懇親会(実費)の開催を予定しております

講演:

①田中 勤氏 原子力災害における災害対応ロボットの活用
②山下 淳氏 災害対応ロボットのための画像処理技術

詳細

①田中 勤氏 原子力災害における災害対応ロボットの活用

スライド1
【概要】
原子力災害の初期段階でロボットの活用検討チームの一員であった経験から、災害対応ロボットの活用に参考となる見解を導く。「災害対応ロボットの社会導入と定着のために向けて、今からの一歩は何か」というゴールを設定し、組織、目的、活用事例、計画遂行の4項目について検討を加える。項目の都度、論点を列記する形態とした。
項目1は、ロボットは人が動かしているという観点から、ロボット活用組織に関する事例とし、活躍したチームに触れる。
項目2は、当時のリモートコントロール技術導入目標を紹介し、目標設定の手法や重要性の議論をする。
項目3は、活用事例の紹介である。リモートコントロール技術の全般説明をし、屋内外で活躍した装置を、組合せとして紹介する。
項目4は、計画遂行のため、災害対応ロボットに期待する点についてまとめた。

②山下 淳氏 災害対応ロボットのための画像処理技術

スライド1
【概要】
災害対応ロボットの遠隔操作時には,ロボットに搭載されたカメラを用いてロボット周辺の映像情報を取得し,その映像を用いてロボットを操作することが重要である.このとき,オペレータに提示する情報の質を高めると,遠隔操作性の向上により作業の効率化を図ることが可能である.例えばロボットの前後左右すべての周囲の状況を認識するためロボットに複数のカメラを搭載した場合,全カメラの映像を操作者にそのまま単純に提示しただけでは状況が掴みにくい.そこで画像処理技術を用いて,複数のカメラから得られる映像情報を見やすい映像に変換し,効率的にオペレータに提示する手法について紹介する.また,災害現場ではカメラに水滴や泥などの視野遮蔽物が付着することがあり,その結果取得映像中
に水滴や泥などの視野妨害ノイズが写りこむことがある.そこで,画像処理技術を用いて映像中の視野妨害ノイズを自動的に除去する手法について紹介する.

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写真集

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3月8日 地域コミュニティーロボット共創活動調査報告会 開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、地域コミュニティーにおける新規ロボット産業創成の可能性を、これまでのNEDOプロジェクトの成果活用の可能性等を視野に入れながら調査することを目指しています。具体的には、地域共創RT産業創成の可能性の観点から、各地域におけるシーズ/ニーズの把握、事業主体の実態、ソリューションのモデル、その実現に向けた人材育成や社会実装における課題などについて、本研究のベースとなっている事業者連携のモデルや、社会実装と産業化プロセスモデルに基づき、技術経営の視点から検討を行おうというものです。
 今回のセミナーでは、6地域で具体的にどのようなサービス事例を目指しているのかを報告して頂き、共創ロボティクスの可能性をさぐる糸口の議論を行うことを目的としています。

 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボペディアに集積してゆきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

また、当日は午前より、「社会実装コンテスト発表会 」を開催いたします。本セミナーと合わせてご参加頂けましたら幸いです.
3月8日午前 社会実装コンテスト発表会 開催のお知らせ

今回のワークショップ

日時:2013年3月8日 14:30-18:00
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館 2F 221講義室

講演:

①長谷川 勉氏 RTによる高齢者生活支援の実用化ビジネスモデルを目指して
②池谷 薫氏 商店街を中心とした生活支援サービス・支援システム
③西田 佳史氏 家族を拡大するコミュニティロボット~人生・生活データベースに基づく日常生活圏繋がり支援~
④石黒 周氏 ”ロボット化産業”のビジネスモデル創出のキーアプローチとロボット技術、データベース、コミュニティソリューションの役割
⑤西田 佳史氏 人を動かすコミュニティロボット~生活機能モデルを活用した地域地図の作成と社会参加型リハビリテーション~
⑥山口 亨氏 ー日常の防災を考えるーレジリエント・コミュニティとロボティクス

詳細:


①長谷川 勉氏 RTによる高齢者生活支援の実用化ビジネスモデルを目指して


スライド1【概要】
北九州市は人口100万規模以上の政令 都市では最も高齢化が進み、傾斜地居住高齢者も多いという地域特性がある。住民組織である自治会やNPO
による交通弱者支援・買い物支援などの活動とキーパーソンのネットワーク、大企業から中小企業までのRT産業の技術開発力の蓄積、福祉リハビリ施設や高齢者介護施設の介護従事者と経営者、種々の地域再生活動を行っている大学教員と学生、および行政における医療福祉関連執行予算について調査し「見える化」したうえで、実現しうるサービスとビジネスモデルを提案することを目指す。本講演では、これまでの経緯と調査体制について報告する。


②池谷 薫氏 商店街を中心とした生活支援サービス・支援システム


スライド1
【概要】
 高齢者化により、在宅生活の高齢者が増えている。地元では高齢化率が上がるにつれて購買力が低下し地元商店が失われ、地域全体の活力が低下し生活を困難にしていく循環が発生している。高齢者の安否確認や生活支援のため、見守り・リフォーム・配食・買物支援サービス等が実施されているが、多くはばらばらに提供されているため地域としての活力は上がらない。これらサービスを、地域の商店・業者が「顔の見える」・「連続したサービス」として提供することで、住みよい街ができ地域の活性化が可能であると考える。このためには、地域でこれらサービスを実施するための支援システムが必要であり、高齢者のセンシングによる健康や生活のモニタ、現在~将来にわたり必要なサービスの予測・決定、サービス実施支援に、IRT技術を応用できる。ここでは、これに取組んでいる商店街の紹介と、システム提案を行う。


③西田 佳史氏 家族を拡大するコミュニティロボット~人生・生活データベースに基づく日常生活圏繋がり支援~


スライド1【概要】
日本では、工業社会化に付随し、旧来(農業社会型)の家族システムやコミュニティの機能が崩壊した地域が、今度は、高齢化率が30-40%を超える少子高齢化の波に曝され、社会が雲散霧消する危機が迫っている。その一方で、人相互を繋いだり、人と機器を繋いだり、人生や生活のデータを蓄積することで過去と繋ぐ技術の開発が可能になりつつある。このようなIRT活用社会に相応しい新たな家族やコミュニティの考え方とシステム構成法の開発が強く求められている。本プロジェクトでは、医療機関を核として、拡大家族システムの形成を支援するIRTサービスの調査を進めている。本講演では、障害を有する高齢者や元気高齢者の地域における生活・セーフティネットやそれらの変遷を、生活機能モデルを用いて記述した人生・生活データベースの構築と、それを用いた日常生活圏内の繋がり支援の試みを述べる。


④石黒 周氏 ”ロボット化産業”のビジネスモデル創出のキーアプローチとロボット技術、データベース、コミュニティソリューションの役割


スライド1【概要】
生活とサービス領域における「ロボット化産業」のビジネスモデル創出手法を提示する。その手法では、ビジネスモデルの考案にあたり顧客、競合、コスト、マネジメント、イノベーションの5つの視点と、暗黙知の形式知化、顧客との価値共創、トータルバリュープロポジション、パーソナライゼーションの4つのアプローチを取り入れる。これらのアプローチにロボット技術(RT)とデータベース(DB)というツールを取り入れることにより各視点間で生じるトレードオフの関係に新たな最適点を導き出す方法を考案する。また、高齢者や要介護者を対象としたロボット化事業に対してはRT、DBに加え、コミュニティ・ソリューション(CS)ツールを組合せる手法を考案し、A社が開発した高齢化が進む団地を一つのコミュニティ事例として、B社が検討中の高齢者向けの新事業の創出検討の中で、その手法と各ツールの役割を検証する。


⑤西田 佳史氏 人を動かすコミュニティロボット~生活機能モデルを活用した地域地図の作成と社会参加型リハビリテーション~


スライド2【概要】
疾病をせずに、あるいは、障害を持たずに一生を終える人はいない。しかし,万人が経験する、生活機能低下時の生活のリデザインを支援する科学技術は存在しないために、軽度の生活機能低下であってもこれが深刻な閉じこもりや寝たきり状態に至る生活不活発病(廃用症候群)の問題が深刻化している。本プロジェクトでは、生活機能低下時の生活リデザインを可能とする科学技術開発と産業創造を、地域参加型研究アプローチ(CBPR)で進めている。本講演では、神戸市のリハビリテーション病院と協力し、個々の患者の生活機能を考慮することができるコミュニティ地図を作成し、これを用いて,患者がコミュニティの中を動くことで社会と繋がり続けることを支援する社会参加型リハビリテーション技術の開発とその展望を述べる。


⑥山口 亨氏 ー日常の防災を考えるーレジリエント・コミュニティとロボティクス


yamaguchi_presentation【概要】
日常の防災を考えるうえで、防災力のあるレジリエント・コミュニティが注目されている。
また、ロボティクス技術がその助けとなりうる可能性が大きい。前述の目的で実施している八王子自主PJにおける活動を示す。


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写真集

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3月8日午前 社会実装コンテスト発表会 開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、「次世代ロボットの社会実装と産業化のプロセスのモデル」を教育現場に活用し、RTSP(RT Service Producer)を育てることを試みています。これは日常生活に潜む様々なニーズから、サービス提供をビジネスモデル面から考え、そのソリューションとしてのロボットやRTシステムを製作し、それを実際に社会現場に持ち込んで実証しつつ、改良するトータルのプロセスを大学の教育や研究課程として試行しようというものです。これにより、単にRTのシステムや技術のみでなく、サービスの実現(ソリューション)にも理解と洞察力をもつ人材教育、より社会影響・経済効果の高いビジネスモデルまでふくめた人材育成が実施できると期待しております。
 このセミナーでは、先に知能化プロジェクトの中で行われた先行例に加え、今回のNEDO特別講座(ロボット技術経営)の中で企画している試みを紹介し、社会実装を取り入れたロボット教育の可能性について議論を行うことを目的としております。
 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボペディアに集積してゆきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

今回のワークショップ

日時:2013年3月8日 10:30-13:00
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館 2F 221講義室

講演:

①浅野 敬一氏 7高専連携「社会実装プロジェクト」の取り組み
②富山 健氏 大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性
③琴坂 信哉氏 工学部教育における社会実装プロジェクト型演習授業
④塚本 貢也氏 TECSHARの活用による社会実装の未来

詳細


①浅野 敬一氏 7高専連携「社会実装プロジェクト」の取り組み

スライド1
【概要】
東京工業高等専門学校では、2011年度から、学生が社会の問題を自分で探し出し、その工学的解決策をユーザーとともに探求する取り組み、「社会実装プロジェクト」を開始した。取り組みは、2012年度から7高専による連携事業に拡大し、文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」にも採択されている(http://www.innovative-kosen.jp/)。一方で、取り組みの拡大とともに、日本の工学教育や高専教育が直面する、より大きな問題について考える必要も生じてきた。本報告では、取り組みの背景や現状とともに、新たに見えてきた課題を紹介し、議論をしたいと考えている。


②富山 健氏 大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性

スライド1
【概要】
大学における教育は現場体験を有機的に取り入れるべきだと考える.RTを活用した研究においては,実際に現場から出たニーズベースの開発とそ の成果の社会還元が強く求められている.一方,ロボット産業がなかなか立ち上がらない一因は,ロボット研究・開発が面白過ぎることだと考え る.ほとんどのロボット技術者にとって,自分の開発したロボットが現場で使われるかどうかは,少なくともトッププライオリティではない.よって,大学における研究・開発は産業化には容易に結びつかない.この状況を打破するためには,現場を体験し実社会の要求に応えることの充実感を 身を持って知る,ことを大学教育の一部として取り入れる必要がある.ここでは,介護作業支援を現場体験とともに大学における研究・教育活動に とりこみ,それを実社会に結びつける試みと,その成果として生み出されたベンチャーとの連携事例などを紹介する.


③琴坂信哉氏 工学部教育における社会実装プロジェクト型演習授業


スライド1
【概要】
近年,工学技術の社会貢献の向上を目的として,技術開発プロセスに社会実装という視点を取り入れることが注目を集めている.それを受け,高専,工学系大学といった教育機関でも,社会実装を意識した人材育成手法が提案され始めている.技術の社会実装を意識させることで,技術の社会への影響や経済効果を意識することのできる高度技術人材の育成に効果があることが期待されている.本講演では,まず,社会実装の視点を取り入れた演習授業の利点および従来手法との違いを説明する.続いて,RTおよびIT技術を活用したサービス技術を社会に実装するプロセスを体験,学習することのできる社会実装コンテストを取り入れた工学部学生を対象とした演習授業の試みを紹介する.


④塚本 貢也氏 TECSHARの活用による社会実装の未来


スライド1【概要】
株式会社テッキンはモノづくり版レシピサイト「TECSHAR」( http://tecshar.com/ )を開発、運営しています。TECSHARのビジョンは”全ての人にモノづくりの楽しさを”。技術が解放され共有される事により、モノづくりの敷居が下がり、これまでになかった工学、産業の連携が起こるのではないかと考えます。本講では、TECSHARの理念や機能の紹介から、ロボティクス技術の社会実装の為に何が必要か、提言と共に連携の道などを議論したいと考えています。

また、当日は午後より、「地域コミュニティーロボット共創活動調査報告会」を開催いたします。本セミナーと合わせてご参加頂けましたら幸いです.
3月8日 地域コミュニティーロボット共創活動調査報告会 開催のお知らせ

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2月28日 RT起業セミナー 開催のお知らせ

ロボット技術に関連した事業を立ち上げられた起業家の皆様より、起業のきっかけとなったコア技術やビジネスモデル、起業時のご苦労、事業の現状などについてご紹介頂くセミナーを開催することとなりました。多数のかたのご出席を募ります。
このセミナーは、ロボット産業の競争力を強化するための議論・研究の場を形成するためのNEDO特別講座の一環として実施するもので、RT周辺研究や人材育成、新規プロジェクトの企画立案を念頭においた人的交流として、ロボットを社会に実装するための技術経営の観点からすすめているものです。
このセミナーで利用されるパワーポイントは、」ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボペディアに集積してゆきます。

http://robopedia.sakura.tv

本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、のちに後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

日時:2013年2月28日 13:00〜
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館2階 221講義室

【講演】

順序には変更がございます
①岡田慧;知能ロボットソフトウェアの産業展開によるオープンイノベーション拠点の創出
②滝野一征;ロボット最適化で工場自動化を強力推進
③徐剛;産業ロボットのための3次元ビジョン~研究開発から社会実装へ~
④宇井吉美:よく生き よく死ぬ 未来つくり
⑤榊原健太郎;IT業界における最近の起業状況及び動向と、日本からグーグル、facebookのようなITサービスを生み出す方法とは?

【詳細】

①岡田慧(東大);知能ロボットソフトウェアの産業展開によるオープンイノベーション拠点の創出

スライド1
文部科学省・大学発新産業創出拠点プロジェクトでは,ポテンシャルは高いがリスクも高い大学等の研究拠点におけるシーズ技術に関して,事事業化ノウハウを持った人材(「事業プロモータ」)ユニットを活用し,事業戦略・知財戦略・市場・出口を見据え,ベンチャーの創業を目指した研究開発を実施することを目的として平成24年度から始まった事業です.
「知能ロボットソフトウェアの産業展開によるオープンイノベーション拠点の創出」プロジェクトでは研究拠点である東京大学情報システム工学研究室事業プロモータである(株)東京大学エッジキャピタルが一体となり,オープンソースの知能ロボットのソフトウェア基盤技術を核とし,産業ロボットメーカ,研究ロボットメーカ,ロボットベンチャー各社を巻き込みながらロボット分野における事業化に向けた開発をすすめ,世界を驚かせるような新商品・サービスを創り出す企業体を創出することで,日本のロボット分野における国際的競争力の向上に質することを目的としています.本講演ではこのプロジェクトの概要を紹介させていただきます.

②滝野一征(株式会社MUJIN);ロボット最適化で工場自動化を強力推進

スライド2
我が国は産業用ロボットの稼働台数、生産シェアともに世界一のロボット大国と言われ、これまで自動車や半導体産業を中心にロボットによる自動化、効率化がすすめられてきました。にも関わらず現状を見ると、ロボットのシステム作成には専門的な知識と経験、または多大なコストがかかるため、工場におけるロボットの活用はいまだ限定的な状況です。ロボットを更に普及させるには自動化コストの大半を占めるインテグレーションコストを削減する事が必要不可欠です。
本問題を解決するため、株式会社MUJINでは世界一の逆運動学解析ソフトであるOpenRAVEを核として、産業用ロボットのプログラミング時間の大幅削減や自動化システムの効率化に大きく貢献するサービスを展開しております。

③徐剛(立命館、株式会社三次元メディア); 産業ロボットのための3次元ビジョン~研究開発から社会実装へ~

スライド1
2011年の産業ロボットの世界出荷は史上最高の14万台に達した。ティーチング動作を繰り返すことで実現可能なロボットアプリケーションが
たくさんある一方、部品箱から部品を取り出す単純作業は相変わらず人間が行っている。その自動化には、3次元物体認識をベースにした3次元ビジョンが必要であるが、30年以上の研究開発を経て、この技術はようやく実用レベルに達しつつある。これにより、年間300億円の3次元ロボットビジョン市場が数年後創出されると期待されている。
3次元物体認識という技術課題を学術的観点から明らかにした上で、その解決方法について紹介する。更に、講演者が経営する三次元メディア社で取り組む3次元ロボットビジョンセンサの製品化と事業化を紹介し、技術革新による価値創造においてリーダーに求められる役割について考察、紹介するとともに、議論したい。

④宇井吉美(株式会社aba(あば));よく生き よく死ぬ 未来つくり

スライド1
高齢化社会の今、医療や介護をマンパワーのみで支えることは難しい。この課題を解決するべく、私たちabaは技術を持って医療介護業界を支えていきたいと考えている。第一製品は寝たきりの高齢者の排泄を検知する「排泄検知シートLifilm(リフィルム)」である。いつ、排泄があったのかをデータ蓄積し、排泄タイミングを事前に介護士に知らせることを目的としている。また単なる排泄情報提供に留まらず、情報の使い方を含めたコンサルティングまでを全体のサービスとしている。本講演では、Lifilmの開発経緯、Lifilmの今後の展望、abaが目指す医療介護業界の未来について講演する。

⑤榊原健太郎(サムライインキュベート);IT業界における最近の起業状況及び動向と、日本からグーグル、facebookのようなITサービスを生み出す方法とは?

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IT業界における起業に対する、”インキュベーター、サムライインキュベートの役割とその動向”、そして、そこで行われているビジネスアイデアの発想法”ビジネスアイデアを発想するための4つの方法”、最後に、成功している起業家に共通に見られる”成功する起業家の8つのマインド”に関して共有をさせて頂き、日本初の世界を制するITサービスをどのようにすれば、創出できるのかを議論できればと思っています。


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2月27日 災害対応ロボットワークショップ 開催のお知らせ

 近年、国内外で発生している自然災害、インフラや産業施設の事故、原子力災害等に対して、災害対応ロボットの活躍が期待されています。
 災害対応ロボットを社会で創り育て、定着させるためには、どのような技術や施策、国内外の協力体制の構築等の取り組みが求められるか、その議論を深めるための体系的ワークショップとして

“災害対応ロボットワークショップ(NEDO特別講座)”

を、下記の要領で開催します。

 これはNEDO特別講座(ロボット技術経営)の一環として、本年度から来年度にかけて計画しているもので、災害対応ロボットを社会に実装するための研究や技術のみならず、ソリューションや技術経営の観点から取り上げ、紹介するとともに、議論を深めます。本年度まで実施されているNEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」についても取り上げてまいります。
 本案内の最後の部分に今後の計画を記します。

 なお、このワークショップの内容は、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボぺディアにアップロードいたします。本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、のちに後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。
    

災害対応ロボットワークショップ全体像(敬称略)

2/27 水 野波健蔵(千葉大),松野文俊(京大),川妻伸二(JAEA)
3/19 火 山下淳(東大,ロボットビジョン),田中勤(東電,ロボットニーヅ)
7/2 火 田所諭(東北大,災害対応ロボット)
9/3 火 北原成郎(熊谷組,無人化施工)
11/12 火 小柳栄次(千葉工大,移動ロボット)
1/7 火 浦環(東大,水中ロボット)

今回のワークショップ

日時:2013年2月27日 15:00-17:30
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館 2F 221講義室
場所が変更になりました

講演:

①松野文俊氏 災害対応におけるロボットシステムの標準化と国際協力
②野波健蔵氏 完全自律型電動マルチロータヘリコプタ ― ミニサーベイヤーの性能と展望 ―
③川妻伸二氏 災害対応ロボット運用システムについて -チェルノブイリの事例も踏まえて-

詳細

①松野文俊氏 災害対応におけるロボットシステムの標準化と国際協力

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【概要】
 阪神淡路大震災以降、大都市直下型の大地震や地下街などでのNBC災害などを想定して災害対応ロボットシステムの研究開発がなされてきた。しかし、今回の東日本大震災では、地震動による直接的な被害だけでなく、津波さらには福島第一原子力発電所の事故といった、様々な災害が複雑に絡み合った複合災害により、広い地域に大きな被害がもたらされた。講演者のグループは、発災1週間後の3月18日に陸上ロボットを用いて天井の一部が崩落した体育館での被害状況の調査を実施した。また、日米合同チームを結成して、発災1ヶ月後の4月19日から水中ロボットを用いた港の瓦礫の状況の調査とご遺体の探索を海上保安庁と合同で実施した。さらに、半年後の10月22日からは被災地の漁協の依頼で、沖の魚場の調査を水中ロボットを用いて実施した。本講演では、東日本大震災の災害現場で実際にロボットを運用した経験に基づいて、災害対応におけるロボットシステムの標準化と国際協力についての課題と今後の方向性について述べる。

②野波健蔵氏 完全自律型電動マルチロータヘリコプタ ― ミニサーベイヤーの性能と展望 ―

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【概要】
 近年,電動型マルチロータヘリコプタの研究開発やベンチャー企業によるビジネス展開が活発に行われている.この背景にはシングルロータヘリのメカニズムの複雑さに対して,マルチロータヘリはモータの回転数制御のみで飛行が可能なこと,さらに,小型の高出力モータや超小型軽量センサ,高性能プロセッサーが開発されマルチロータヘリの実用化に大きな貢献をしていることがある.こうした飛行ロボットは災害時の情報収集,犯罪捜査・救助・交通監視・コンビナート等の警備レスキュー活動,遺跡調査・植生生育・海洋汚染・火口付近などの科学的観測,トンネルや橋梁・ダム・高層ビル・送電線等の大型構造物点検,映画ロケやニュース報道等の空撮等多くの応用があり,今後広く普及することが期待されている.著者らも東日本大震災の巨大津波で被災した地域の被害状況を空撮調査した.さらに,昨年10月には約50機関からなる産学官のミニサーベイヤーコンソーシアムを設立してオールジャパン体制で早期の実用化を目指している.講演では著者らが開発した電動型マルチロータヘリコプタのミニサーベイヤーの技術や性能について詳細に紹介し,今後を展望する.

③川妻伸二氏 災害対応ロボット運用システムについて -チェルノブイリの事例も踏まえて-

スライド1【概要】
 1999年9月30日のJCO臨界事故後に原子力災害ロボットが多数開発されていたが、2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故では、直ちに投入することができなかった。その大きな理由のひとつとして、運用組織がなかったことが挙げられている。ドイツやフランスでは既に原子力災害発生に対応するロボットやその運用組織が整備されており、日本でも、国、電気事業者あるいは産業界等で、原子力防災ロボットやその運用組織について議論が進められつつある。
 本報告では、広域災害が起きている中での原子力災害に対応するための運用システムのありかたについて、福島第一発電所事故のみならずチェルノブイリ発電所事故対応の事例も踏まえ、より現実的な運用システムを構築するための課題を整理するとともに、運用システムの一試案について報告する。

―本件に関する連絡先―――――――――――――――――――――――――

東京大学 佐藤知正 (tomomasasato@nifty.com)

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