RTによる高齢者生活支援の実用化ビジネスモデルを目指して(九州大学 長谷川 勉)

スライド1【概要】
北九州市は人口100万規模以上の政令 都市では最も高齢化が進み、傾斜地居住高齢者も多いという地域特性がある。住民組織である自治会やNPO
による交通弱者支援・買い物支援などの活動とキーパーソンのネットワーク、大企業から中小企業までのRT産業の技術開発力の蓄積、福祉リハビリ施設や高齢者介護施設の介護従事者と経営者、種々の地域再生活動を行っている大学教員と学生、および行政における医療福祉関連執行予算について調査し「見える化」したうえで、実現しうるサービスとビジネスモデルを提案することを目指す。本講演では、これまでの経緯と調査体制について報告する。



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原子力災害における災害対応ロボットの活用(東京電力 田中 勤)

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【概要】
原子力災害の初期段階でロボットの活用検討チームの一員であった経験から、災害対応ロボットの活用に参考となる見解を導く。「災害対応ロボットの社会導入と定着のために向けて、今からの一歩は何か」というゴールを設定し、組織、目的、活用事例、計画遂行の4項目について検討を加える。項目の都度、論点を列記する形態とした。
項目1は、ロボットは人が動かしているという観点から、ロボット活用組織に関する事例とし、活躍したチームに触れる。
項目2は、当時のリモートコントロール技術導入目標を紹介し、目標設定の手法や重要性の議論をする。
項目3は、活用事例の紹介である。リモートコントロール技術の全般説明をし、屋内外で活躍した装置を、組合せとして紹介する。
項目4は、計画遂行のため、災害対応ロボットに期待する点についてまとめた。



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工学部教育における社会実装プロジェクト型演習授業 (埼玉大学 琴坂 信哉)

スライド1近年,工学技術の社会貢献の向上を目的として,技術開発プロセスに社会実装という視点を取り入れることが注目を集めている.それを受け,高専,工学系大学といった教育機関でも,社会実装を意識した人材育成手法が提案され始めている.技術の社会実装を意識させることで,技術の社会への影響や経済効果を意識することのできる高度技術人材の育成に効果があることが期待されている.本講演では,まず,社会実装の視点を取り入れた演習授業の利点および従来手法との違いを説明する.続いて,RTおよびIT技術を活用したサービス技術を社会に実装するプロセスを体験,学習することのできる社会実装コンテストを取り入れた工学部学生を対象とした演習授業の試みを紹介する.



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大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性 (千葉工業大学 富山 健)

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大学における教育は現場体験を有機的に取り入れるべきだと考える.RTを活用した研究においては,実際に現場から出たニーズベースの開発とそ の成果の社会還元が強く求められている.一方,ロボット産業がなかなか立ち上がらない一因は,ロボット研究・開発が面白過ぎることだと考え る.ほとんどのロボット技術者にとって,自分の開発したロボットが現場で使われるかどうかは,少なくともトッププライオリティではない.よって,大学における研究・開発は産業化には容易に結びつかない.この状況を打破するためには,現場を体験し実社会の要求に応えることの充実感を 身を持って知る,ことを大学教育の一部として取り入れる必要がある.ここでは,介護作業支援を現場体験とともに大学における研究・教育活動に とりこみ,それを実社会に結びつける試みと,その成果として生み出されたベンチャーとの連携事例などを紹介する.



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7高専連携「社会実装プロジェクト」の取り組み (東京工業高等専門学校 浅野 敬一)

スライド1東京工業高等専門学校では、2011年度から、学生が社会の問題を自分で探し出し、その工学的解決策をユーザーとともに探求する取り組み、「社会実装プロジェクト」を開始した。取り組みは、2012年度から7高専による連携事業に拡大し、文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」にも採択されている(http://www.innovative-kosen.jp/)。一方で、取り組みの拡大とともに、日本の工学教育や高専教育が直面する、より大きな問題について考える必要も生じてきた。本報告では、取り組みの背景や現状とともに、新たに見えてきた課題を紹介し、議論をしたいと考えている。



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3月19日 災害対応ロボットワークショップ開催のお知らせ

 近年、国内外で発生している自然災害、インフラや産業施設の事故、原子力災害等に対して、災害対応ロボットの活躍が期待されています。
 災害対応ロボットを社会で創り育て、定着させるためには、どのような技術や施策、国内外の協力体制の構築等の取り組みが求められるか、その議論を深めるための体系的ワークショップとして

“災害対応ロボットワークショップ(NEDO特別講座)”

を、下記の要領で開催します。

 これはNEDO特別講座(ロボット技術経営)の一環として、本年度から来年度にかけて計画しているもので、災害対応ロボットを社会に実装するための研究や技術のみならず、ソリューションや技術経営の観点から取り上げ、紹介するとともに、議論を深めます。本年度まで実施されているNEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」についても取り上げてまいります。
 本案内の最後の部分に今後の計画を記します。

 なお、このワークショップの内容は、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボぺディアにアップロードいたします。本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、のちに後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。
    

災害対応ロボットワークショップ全体像(敬称略)

7/2 火 田所諭(東北大,災害対応ロボット)
9/3 火 北原成郎(熊谷組,無人化施工)
11/12 火 小柳栄次(千葉工大,移動ロボット)
1/7 火 浦環(東大,水中ロボット)

今回のワークショップ

日時:2013年3月19日 15:00-17:30
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館 31A会議室
*参加費無料
ワークショップ後に懇親会(実費)の開催を予定しております

講演:

①田中 勤氏 原子力災害における災害対応ロボットの活用
②山下 淳氏 災害対応ロボットのための画像処理技術

詳細

①田中 勤氏 原子力災害における災害対応ロボットの活用

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【概要】
原子力災害の初期段階でロボットの活用検討チームの一員であった経験から、災害対応ロボットの活用に参考となる見解を導く。「災害対応ロボットの社会導入と定着のために向けて、今からの一歩は何か」というゴールを設定し、組織、目的、活用事例、計画遂行の4項目について検討を加える。項目の都度、論点を列記する形態とした。
項目1は、ロボットは人が動かしているという観点から、ロボット活用組織に関する事例とし、活躍したチームに触れる。
項目2は、当時のリモートコントロール技術導入目標を紹介し、目標設定の手法や重要性の議論をする。
項目3は、活用事例の紹介である。リモートコントロール技術の全般説明をし、屋内外で活躍した装置を、組合せとして紹介する。
項目4は、計画遂行のため、災害対応ロボットに期待する点についてまとめた。

②山下 淳氏 災害対応ロボットのための画像処理技術

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【概要】
災害対応ロボットの遠隔操作時には,ロボットに搭載されたカメラを用いてロボット周辺の映像情報を取得し,その映像を用いてロボットを操作することが重要である.このとき,オペレータに提示する情報の質を高めると,遠隔操作性の向上により作業の効率化を図ることが可能である.例えばロボットの前後左右すべての周囲の状況を認識するためロボットに複数のカメラを搭載した場合,全カメラの映像を操作者にそのまま単純に提示しただけでは状況が掴みにくい.そこで画像処理技術を用いて,複数のカメラから得られる映像情報を見やすい映像に変換し,効率的にオペレータに提示する手法について紹介する.また,災害現場ではカメラに水滴や泥などの視野遮蔽物が付着することがあり,その結果取得映像中
に水滴や泥などの視野妨害ノイズが写りこむことがある.そこで,画像処理技術を用いて映像中の視野妨害ノイズを自動的に除去する手法について紹介する.

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写真集

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3月8日午前 社会実装コンテスト発表会 開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、「次世代ロボットの社会実装と産業化のプロセスのモデル」を教育現場に活用し、RTSP(RT Service Producer)を育てることを試みています。これは日常生活に潜む様々なニーズから、サービス提供をビジネスモデル面から考え、そのソリューションとしてのロボットやRTシステムを製作し、それを実際に社会現場に持ち込んで実証しつつ、改良するトータルのプロセスを大学の教育や研究課程として試行しようというものです。これにより、単にRTのシステムや技術のみでなく、サービスの実現(ソリューション)にも理解と洞察力をもつ人材教育、より社会影響・経済効果の高いビジネスモデルまでふくめた人材育成が実施できると期待しております。
 このセミナーでは、先に知能化プロジェクトの中で行われた先行例に加え、今回のNEDO特別講座(ロボット技術経営)の中で企画している試みを紹介し、社会実装を取り入れたロボット教育の可能性について議論を行うことを目的としております。
 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボペディアに集積してゆきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

今回のワークショップ

日時:2013年3月8日 10:30-13:00
場所:東京大学本郷キャンパス工学部2号館 2F 221講義室

講演:

①浅野 敬一氏 7高専連携「社会実装プロジェクト」の取り組み
②富山 健氏 大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性
③琴坂 信哉氏 工学部教育における社会実装プロジェクト型演習授業
④塚本 貢也氏 TECSHARの活用による社会実装の未来

詳細


①浅野 敬一氏 7高専連携「社会実装プロジェクト」の取り組み

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【概要】
東京工業高等専門学校では、2011年度から、学生が社会の問題を自分で探し出し、その工学的解決策をユーザーとともに探求する取り組み、「社会実装プロジェクト」を開始した。取り組みは、2012年度から7高専による連携事業に拡大し、文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」にも採択されている(http://www.innovative-kosen.jp/)。一方で、取り組みの拡大とともに、日本の工学教育や高専教育が直面する、より大きな問題について考える必要も生じてきた。本報告では、取り組みの背景や現状とともに、新たに見えてきた課題を紹介し、議論をしたいと考えている。


②富山 健氏 大学における現場教育と実社会への橋渡しの必要性

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【概要】
大学における教育は現場体験を有機的に取り入れるべきだと考える.RTを活用した研究においては,実際に現場から出たニーズベースの開発とそ の成果の社会還元が強く求められている.一方,ロボット産業がなかなか立ち上がらない一因は,ロボット研究・開発が面白過ぎることだと考え る.ほとんどのロボット技術者にとって,自分の開発したロボットが現場で使われるかどうかは,少なくともトッププライオリティではない.よって,大学における研究・開発は産業化には容易に結びつかない.この状況を打破するためには,現場を体験し実社会の要求に応えることの充実感を 身を持って知る,ことを大学教育の一部として取り入れる必要がある.ここでは,介護作業支援を現場体験とともに大学における研究・教育活動に とりこみ,それを実社会に結びつける試みと,その成果として生み出されたベンチャーとの連携事例などを紹介する.


③琴坂信哉氏 工学部教育における社会実装プロジェクト型演習授業


スライド1
【概要】
近年,工学技術の社会貢献の向上を目的として,技術開発プロセスに社会実装という視点を取り入れることが注目を集めている.それを受け,高専,工学系大学といった教育機関でも,社会実装を意識した人材育成手法が提案され始めている.技術の社会実装を意識させることで,技術の社会への影響や経済効果を意識することのできる高度技術人材の育成に効果があることが期待されている.本講演では,まず,社会実装の視点を取り入れた演習授業の利点および従来手法との違いを説明する.続いて,RTおよびIT技術を活用したサービス技術を社会に実装するプロセスを体験,学習することのできる社会実装コンテストを取り入れた工学部学生を対象とした演習授業の試みを紹介する.


④塚本 貢也氏 TECSHARの活用による社会実装の未来


スライド1【概要】
株式会社テッキンはモノづくり版レシピサイト「TECSHAR」( http://tecshar.com/ )を開発、運営しています。TECSHARのビジョンは”全ての人にモノづくりの楽しさを”。技術が解放され共有される事により、モノづくりの敷居が下がり、これまでになかった工学、産業の連携が起こるのではないかと考えます。本講では、TECSHARの理念や機能の紹介から、ロボティクス技術の社会実装の為に何が必要か、提言と共に連携の道などを議論したいと考えています。

また、当日は午後より、「地域コミュニティーロボット共創活動調査報告会」を開催いたします。本セミナーと合わせてご参加頂けましたら幸いです.
3月8日 地域コミュニティーロボット共創活動調査報告会 開催のお知らせ

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よく生き よく死ぬ 未来つくり (株式会社aba “あば” 宇井吉美)

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 高齢化社会の今、医療や介護をマンパワーのみで支えることは難しい。この課題を解決するべく、私たちabaは技術を持って医療介護業界を支えていきたいと考えている。第一製品は寝たきりの高齢者の排泄を検知する「排泄検知シートLifilm(リフィルム)」である。いつ、排泄があったのかをデータ蓄積し、排泄タイミングを事前に介護士に知らせることを目的としている。また単なる排泄情報提供に留まらず、情報の使い方を含めたコンサルティングまでを全体のサービスとしている。本講演では、Lifilmの開発経緯、Lifilmの今後の展望、abaが目指す医療介護業界の未来について講演する。



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