RTコンポーネントの再利用によるロボットシステム開発(名城大学 大原 賢一)

スライド1RTミドルウェアをベースとしたシステム開発において、効率のよいシステム開発を行っていくためには、既存のRTコンポーネントの有効利用が重要である。これまで、多くのRTコンポーネントが開発され、これらのコンポーネントは開発者WebページやOpenRTM-aistのホームページからダウンロードが可能である。しかしながら、RTコンポーネントごとの設計思想の違いなどから、所望のコンポーネント同士のみで、容易にシステムを構築していくことは困難である。そこで、本発表では、既存のRTコンポーネントを用いたロボットシステムの事例を通じて、RTコンポーネントの再利用に向けたアプローチを紹介する。
また、開発したRTコンポーネント資産の蓄積を目的として策定したカメラ・画像処理コンポーネント向けの共通インタフェースについても紹介する。
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ロボットミドルウエア標準:RTミドルウエア(産業技術総合研究所 安藤 慶昭)

スライド1RTミドルウエア (RT-Middleware: RTM) とは、ロボットの機能要素をソフトウエアモジュール化し、それらを組み合わせてロボットシステムを構築する為のソフトウエアプラットフォームです。2002年度から始まったこのプロジェクトは、ロボットシステムの機能要素をモジュール化することで、コストの削減、最新技術の導入、多様なニーズへの対応を実現し、ロボットのシステムインテグレーションにおけるイノベーションを達成することを目的として開発が進められてきました。この目的のため、参照実装としてのOpenRTM-aistの提供、OMGにおける標準化、大学・企業への普及啓もう活動やコミュニティー作りなど、様々な取組が行われてきました。本講演では、RTミドルウエアの基本コンセプト、利点や導入実績、標準化含む様々な取り組みなどについて紹介します。
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6月11日:日本を元気にするロボットサービスビジネスセミナー   ~地域でキラリと光るロボットソリューションのフロンティア~ 開催のお知らせ

本セミナーでは、サービスロボットビジネスに重要な役割を果たす「損害保険」に係る知見を深めるとともに、各地で先駆的にロボットサービスビジネスに挑戦するフロンティア的企業の活躍ぶりを紹介いたします。これにより、我が国サービスロボットビジネスの活性化に向けた課題等の共有、地域間連携の強化、ビジネス気運の向上等を図るのが本セミナーの目的です。
  ロボットサービスの事業者、ロボット技術者の皆様を始め、関心のある方々、広く一般の皆様の聴講も歓迎します。

 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたサイト、ロボペディアに集積していきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本セミナーへの多数の方々のご参画とともに、後日セミナーの内容を知っていただき、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボペディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

主催

千葉工業大学、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人東京大学

日時

2013年6月11日 15時15分から17時30分まで

場所

東京大学本郷キャンパス工学部2号館3階31A会議室

参加費

無料

ご講演

①サービスロボットに係るリスクと保険:株式会社損害保険ジャパン 桂 浩晃
②役立つロボットづくりを目指して:株式会社テムザック 高本 陽一
③ロボットが築くスマートな社会に向けたNEDOの取り組みと見通し:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 技術開発推進部 真野 敦史

詳細


①サービスロボットに係るリスクと保険:株式会社損害保険ジャパン 桂 浩晃


スライド1サービスロボットは様々な種類があり、その関係者の方も様々です。よって、そのリスクもそれぞれ相違します。
現在、「ロボット保険」といった汎用商品は、基本的に存在しません。ただし、そのリスクを補償する商品は既存商品(動産総合保険、施設賠償責任保険など)の組み合わせで可能です(原則として個別の商品設計となります)。
なお、ロボットの特徴・管理方法・使用方法などにより、保険引受の可否や保険条件、保険料などが大きく異なります。
ロボットの関係者の方は、ご加入される保険の内容をよくご理解いただいた上で、 想定される事故やリスクを踏まえ、当事者として適切な保険を手配することが必要と考えられます。


②役立つロボットづくりを目指して:株式会社テムザック 高本 陽一


スライド1 株式会社テムザックは、2000年に創業した福岡県に本社・研究所を持つ、ロボット専業メーカーです。
ユーザーニーズと様々なロボットテクノロジーとをうまくマッチングさせ、人に近い場所でロボットを便利に使ってもらう為の製品化開発を目指しております。
 叉、当社保有の特許技術を使用した、携帯電話等の電話回線を使った遠隔操作ロボットの開発・製作も得意としており、家庭用お留守番ロボット「ロボリア」は携帯電話を利用した一般家庭向けロボットとして量産販売いたしました。
 その他、現在まで製品販売を行った様々なロボットの紹介及び実社会でのロボット導入例をご紹介します。


③ロボットが築くスマートな社会に向けたNEDOの取り組みと見通し:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 技術開発推進部 真野 敦史


スライド1 NEDOは、産業競争力の強化等に向けて、技術開発のナショナルプロジェクト”のみ”を実施している訳ではありません。将来の市場やグローバルな競争を見据えて、競争力の強化に資する多くの取り組みを実施しています。
 例えば、技術の国際標準化、開発者で構成するパートナーシップの運営、将来を見据えた未来像や技術開発課題とロードマップの提示、普及シナリオの調査、大学と連携したNEDO特別講座の設置(人材の育成・交流等)、「ロボット白書」の作成などに、産学官連携の「コーディネータ」となって取り組んでいます。これらの活動を通じて貴重な国税を投じた研究開発の成果を世の中に普及させ、我が国の産業競争力を高めることを通じて、国富として国全体に還元していくことが重要ですし、技術開発プロジェクトのみで競争力が高まるものでもありません。
 今回の講演では、NEDOのロボット技術開発プロジェクトの状況や今後の見通し、ロボット技術の普及を見据えた将来像など、ロボット開発に関連した最新の取り組みや関心事項等をご紹介いたします。

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当日,会場での登録も可能ですので,お誘い合わせの上,ご来場ください

問い合わせ

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5月28日RTM・RTCセミナー開催のお知らせ

 NEDO特別講座(ロボット技術経営)では、ロボット産業の活性化、競争力強化を図るため、「国富を担うロボット共通基盤を構築するための人材の育成、交流、研究の活性化」を目指して、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」 で研究開発されたRTミドルウェアやその上で機能するRTコンポーネントの規格化、標準化、オープンソース化、汎用モジュール化、資格制度化、産業基盤化等を通じた普及と社会定着に取り組んでいます。
 本取り組みの一環として、これらの分野をカバーする第一人者の方々をお招きして体系的なセミナーを開催し、ソフトウェアインフラの技術経営に関する議論を深めることとなりました。
 このセミナーで利用されるパワーポイントは、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたサイト、ロボペディアに集積していきます。
      http://robopedia.sakura.tv
 本セミナーへの多数の方々のご参画とともに、後日セミナーの内容を知っていただき、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボペディアもあわせてご活用いただければ幸いです。

主催

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人東京大学

日時

2013年5月28日 12時40分から14時40分まで

場所

東京大学本郷キャンパス工学部2号館3階31A会議室

ご講演

① 「ロボットミドルウエア標準:RTミドルウエア」 産業技術総合研究所 安藤 慶昭
② 「RTコンポーネントの再利用によるロボットシステム開発」 名城大学 大原 賢一
③ 「RTミドルウェアの実用化の取り組み ~機能安全対応RTミドルウェア「RTMSafety」~」 株式会社セック 中本 啓之

詳細

① ロボットミドルウエア標準:RTミドルウエア 
産業技術総合研究所 安藤 慶昭

スライド1RTミドルウエア (RT-Middleware: RTM) とは、ロボットの機能要素をソフトウエアモジュール化し、それらを組み合わせてロボットシステムを構築する為のソフトウエアプラットフォームです。2002年度から始まったこのプロジェクトは、ロボットシステムの機能要素をモジュール化することで、コストの削減、最新技術の導入、多様なニーズへの対応を実現し、ロボットのシステムインテグレーションにおけるイノベーションを達成することを目的として開発が進められてきました。この目的のため、参照実装としてのOpenRTM-aistの提供、OMGにおける標準化、大学・企業への普及啓もう活動やコミュニティー作りなど、様々な取組が行われてきました。本講演では、RTミドルウエアの基本コンセプト、利点や導入実績、標準化含む様々な取り組みなどについて紹介します。

② RTコンポーネントの再利用によるロボットシステム開発
名城大学 大原 賢一

スライド1RTミドルウェアをベースとしたシステム開発において、効率のよいシステム開発を行っていくためには、既存のRTコンポーネントの有効利用が重要である。これまで、多くのRTコンポーネントが開発され、これらのコンポーネントは開発者WebページやOpenRTM-aistのホームページからダウンロードが可能である。しかしながら、RTコンポーネントごとの設計思想の違いなどから、所望のコンポーネント同士のみで、容易にシステムを構築していくことは困難である。そこで、本発表では、既存のRTコンポーネントを用いたロボットシステムの事例を通じて、RTコンポーネントの再利用に向けたアプローチを紹介する。
また、開発したRTコンポーネント資産の蓄積を目的として策定したカメラ・画像処理コンポーネント向けの共通インタフェースについても紹介する。

③ RTミドルウェアの実用化の取り組み ~機能安全対応RTミドルウェア「RTMSafety」~
株式会社セック 中本 啓之

スライド1RTミドルウェアを実用レベルで利用するためには、安定性や品質、メーカによる保守など、現状まだいくつかの課題があります。
本発表では、RTミドルウェアを適用したロボットシステムの実用化に向けた課題を示すとともに、その解決策として、実用的なRTミドルウェアの実装とその適用事例について紹介します。
特に、人の生活支援をするサービスロボットにおいては、安全性・信頼性の確保が重要な課題となっています。そこで、安全かつ信頼性の高いサービスロボットを短期間、低コストで実現する機能安全に対応したRTミドルウェア実装「RTMSafety」について、開発の背景や機能概要、適用事例について紹介します。

なお,当日は14時50分より,「地域共創型ロボット産業・ビジネス活性化セミナー(各地で活発化する 地域に密着したロボット産業の発展と社会実装に向けた取り組み)」を開催いたします.我が国の各地域でのロボット技術普及に関する取り組みについてのご講演です.こちらも合わせてご参加くださいませ

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産業競争力懇談会 平成24年度 最終報告書(産業競争力懇談会)

摘要

ブラウザにGoogleアカウントを設定している場合は、ブラウザ上で摘要がご覧になれます.

下記のリンクからダウンロード出来ます.
http://robot-education.sakura.ne.jp/files/130423/cocn_seminar_summary.pdf

最終報告書本文

下記のリンクからダウンロード出来ます.
http://www.cocn.jp/common/pdf/thema50-L.pdf

最終報告書付録

下記のリンクからダウンロード出来ます.
http://www.cocn.jp/common/pdf/thema50-L2.pdf

※当ロボペディアでは、特別に許可を頂き,リンクを共有させて頂いております.

防災ロボットの運用システム及び事業化について(日本原子力研究開発機構 川妻 伸二)

スライド1 阪神・淡路大震災以来、大都市直下型地震やインフラ設備の老朽化に備え、災害対応ロボット等の必要性が叫ばれてきていたものの、災害対応ロボットの運用・事業化は殆ど進んでいなかった。実際、福島第一原子力発電所事故では、原子力災害ロボットが開発されていたにもかかわらず直ちに投入することはできなかった。
COCN災害対応ロボットと運用システムプロジェクト運用システムおよび事業化ワーキンググループ(WG-4)では、国内外の事例調査と今後に向けた提言を行った。真に使える防災ロボットの運用システムをつくりあげるには、防災ロボットセンターを立ち上げ、防災ロボットの試整備、試運用、解題摘出、改良という運用研究が必要である。また、防災ロボットの事業化には市場創出が必要であり、上述の防災ロボットセンターの防災ロボット等を、自治体の防災訓練や企業のインフラ点検に貸出すなどにより市場創出の可能性を探ることが重要である。

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インフラ点検・メンテナンスロボットの開発と災害対応への転用について(新日鐵住金株式会社 大石 直樹)

スライド1 日本の社会インフラや生産設備の老朽化が進展している現状において、大規模災害防止のため、平時の設備状態把握と維持管理メッシュの適正化が求められる。人のアクセス可能範囲を超えてインフラ点検・メンテナンスを可能とするロボット開発のニーズは高い。
 また、発災時には災害対応ロボットとして、被災者捜索や設備被害のマクロ把握に転用可能とする高度実用化研究も進める必要がある。
 主な開発課題としては、アクセス困難箇所(高所、狭隘、悪性ガス環境等)へのアクセスを高度に可能とする、複合型アクセスシーズ開発(飛行/走行モード切替)や移動ロボット向け防爆基準策定とそれに即した防爆技術開発である。
 さらにインフラ点検・メンテナンスロボットの開発・活用の拠点として、防災ロボットセンターの設置を提案する。ここでは、ロボットを安心して現場に投入できるように、平時から発災・復旧時まで全ての局面におけるロボット機能検証、性能評価、防爆機能認証の役割を持たせる。

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災害への備え 新しい無人化施工技術の提言(鹿島建設株式会社 植木 睦央)

スライド1 台風や集中豪雨、地震、噴火等によって発生する土砂災害の緊急復旧作業では、地盤状況の不安定さから2次災害の恐れがあります。作業に使用する建設機械を遠隔操作し、安全かつ円滑に復旧作業を行う無人化施工技術は、雲仙普賢岳の大火砕流(H2年)への対応技術として産声を上げ、有珠山の噴火、中越地震等への緊急対応を経てきました。福島第1原子力発電所の事故対応にもその技術が活かされています。
 しかし、東日本大震災で生じた様々な被害の状況を振り返ると、この技術が対応できる範囲は非常に限られており、今後の災害への備えを考えるに当たり、必要な技術を新たに開発し、災害発生時に即座に対応できる運用体制の構築は必須のものと考えられます。
 今回は、今後必要と考えられる建設機械のロボット化技術(ショベル系建設機械、水陸両用運搬車両)に関する技術開発要素と、実現のための制度的な課題等について報告します。

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