「住宅メーカーから見たHEMSの現状と課題」(ミサワホーム総合研究所 飯島 雅人)
現在、補助金制度によりECHONET Liteを搭載したHEMSの導入が進み、ネットワークを通じた家電・設備機器の制御が便宜的には可能となりつつある。しかし、エネルギーの可視化とリモコン機能レベルに止まって防犯等の基本的な機能も提供されていないのが現状である。
また、HEMSコントローラのハードウェア基本設計とソフトウェアの実行環境がまちまちで、異なるメーカーの機器間でアプリの共通化が出来ず、住宅全体で求められる様々な機能を全て機器毎に開発しなければならない恐れがある等の様々な問題がある。
こうした課題を解決し持続的バージョンアップが可能な住宅を実現する為に何を行うのか、そこにRT応用の可能性があるのかについて所見を述べ
たい。
オープンFAソフトウェア基盤技術“ORiN2”(デンソーウェーブ 犬飼 利宏)
市販デバイスをRTC化するRTC-CANopen(芝浦工業大学 水川 真)
ロボット普及の阻害要因となっているの高価格個別設計専用デバイスではなく,実績のある市販CANopenデバイスを簡単にRTC化し,ソフトコンポーネント化するとともに,プラグアンドプレイにより,システムを簡便に構築可能とする,国際標準規格RTC-CANopenを紹介する.併せて,設計資産の継承を容易とするUML,SysMLによるモデルベース設計開発教材と実施例についても報告する.
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役立つロボットづくりを目指して(株式会社テムザック 高本 陽一)
株式会社テムザックは、2000年に創業した福岡県に本社・研究所を持つ、ロボット専業メーカーです。
ユーザーニーズと様々なロボットテクノロジーとをうまくマッチングさせ、人に近い場所でロボットを便利に使ってもらう為の製品化開発を目指しております。
叉、当社保有の特許技術を使用した、携帯電話等の電話回線を使った遠隔操作ロボットの開発・製作も得意としており、家庭用お留守番ロボット「ロボリア」は携帯電話を利用した一般家庭向けロボットとして量産販売いたしました。
その他、現在まで製品販売を行った様々なロボットの紹介及び実社会でのロボット導入例をご紹介します。
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ロボットが築くスマートな社会に向けたNEDOの取り組みと見通し(新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 真野 敦史)
NEDOは、産業競争力の強化等に向けて、技術開発のナショナルプロジェクト”のみ”を実施している訳ではありません。将来の市場やグローバルな競争を見据えて、競争力の強化に資する多くの取り組みを実施しています。
例えば、技術の国際標準化、開発者で構成するパートナーシップの運営、将来を見据えた未来像や技術開発課題とロードマップの提示、普及シナリオの調査、大学と連携したNEDO特別講座の設置(人材の育成・交流等)、「ロボット白書」の作成などに、産学官連携の「コーディネータ」となって取り組んでいます。これらの活動を通じて貴重な国税を投じた研究開発の成果を世の中に普及させ、我が国の産業競争力を高めることを通じて、国富として国全体に還元していくことが重要ですし、技術開発プロジェクトのみで競争力が高まるものでもありません。
今回の講演では、NEDOのロボット技術開発プロジェクトの状況や今後の見通し、ロボット技術の普及を見据えた将来像など、ロボット開発に関連した最新の取り組みや関心事項等をご紹介いたします。
サービスロボットに係るリスクと保険(株式会社損害保険ジャパン 桂 浩晃)
サービスロボットは様々な種類があり、その関係者の方も様々です。よって、そのリスクもそれぞれ相違します。
現在、「ロボット保険」といった汎用商品は、基本的に存在しません。ただし、そのリスクを補償する商品は既存商品(動産総合保険、施設賠償責任保険など)の組み合わせで可能です(原則として個別の商品設計となります)。
なお、ロボットの特徴・管理方法・使用方法などにより、保険引受の可否や保険条件、保険料などが大きく異なります。
ロボットの関係者の方は、ご加入される保険の内容をよくご理解いただいた上で、 想定される事故やリスクを踏まえ、当事者として適切な保険を手配することが必要と考えられます。
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7月2日 災害対応ロボットワークショップ開催のお知らせ
近年、国内外で発生している自然災害、インフラや産業施設の事故、原子力災害等に対して、災害対応ロボットの活躍が期待されています。
災害対応ロボットを社会で創り育て、定着させるためには、どのような技術や施策、国内外の協力体制の構築等の取り組みが求められるか、その議論を深めるための体系的ワークショップとして
“災害対応ロボットワークショップ(NEDO特別講座)”
を、下記の要領で開催します。
これはNEDO特別講座(ロボット技術経営)の一環として、本年度から来年度にかけて計画しているもので、災害対応ロボットを社会に実装するための研究や技術のみならず、ソリューションや技術経営の観点から取り上げ、紹介するとともに、議論を深めます。本年度まで実施されているNEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」についても取り上げてまいります。
本案内の最後の部分に今後の計画を記します。
なお、このワークショップの内容は、ロボットソリューションの体系的蓄積を念頭においたロボぺディアにアップロードいたします。本ワークショップへの多数のかたのご参画とともに、のちに後日ワークショップの内容を知っていただく上でも、特に、関連ロボット技術、ロボット教育、そして、ロボット技術経営の観点からも、このロボぺディアもあわせてご活用いただければ幸いです。
災害対応ロボットワークショップ全体像(敬称略)
9/3 火 北原成郎(熊谷組,無人化施工)
11/12 火 吉田智章 (千葉工大,移動ロボット)
1/7 火 浦環(東大,水中ロボット)
主催
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人東京大学
日時
2013年7月2日 15時40分から18時20分まで
場所
東京大学本郷キャンパス工学部2号館3階31A会議室
ご講演
① Rescue and Disaster Robotics:東北大学 田所 諭
② 災害対応無人化システム研究開発プロジェクト「ガンマカメラの開発」:株式会社日立製作所 上野 雄一郎
③ 災害対応無人化システム研究開発プロジェクト「通信技術の開発」:株式会社日立製作所 花見 英樹
詳細
① Rescue and Disaster Robotics:東北大学 田所 諭
我が国は世界でも有数の災害危険地帯に位置しており,防災ロボットに対するニーズが高い.本講演では,我が国における防災ロボットの研究開発をその黎明期から東日本大震災対応にわたるまで概観し,その課題を議論により明らかにしたい.
② 災害対応無人化システム研究開発プロジェクト「ガンマカメラの開発」:株式会社日立製作所 上野 雄一郎
福島第一原子力発電所の事故を受けて、ガンマ線強度分布を可視化するガンマカメラを試作し、原子力発電所内外において活用してきました。この度、NEDOプロジェクトに参画し、原子力発電所内のより高線量場に対応可能なガンマカメラを開発しましたので、開発したガンマカメラ及び試作機による適用事例等を報告致します。
③ 災害対応無人化システム研究開発プロジェクト「通信技術の開発」:株式会社日立製作所 花見 英樹
災害対応無人化システムにて開発される遠隔操作型移動装置が、長期的・安定的に制御・操作可能となるよう、多重性・多様性を有する無線通信システムを開発した。
①無線LAN規格に適合する周波数から異なる2種類の周波数(5.2GHz、4.9GHz)で相互バックアップ可能な通信システム。
②無線通信中継局の運搬・設置・ケーブル接続を無人にて行い、電源供給、通信信号の安定的供給を可能とする。
③無線通信中継局間のケーブル断線が生じた場合でも無線でバックアップする有線/無線ハイブリッド方式。またバッテリーにより通信環境を維持可能とする。
④無線通信中継局の故障、中継局間のケーブル断線等の故障事象を管理用コンピュータにてモニタリング可能とする。
⑤ロボット搭載通信機器を1BOX化
参加登録
参加費は無料です
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なお,当日は12時50分より,「RTM・RTCセミナー」を開催いたします.こちらも合わせてご参加ください.
当日,会場での登録も可能ですので,お誘い合わせの上,ご来場ください.会場受付ではお名刺を頂戴しておりますので,お名刺をご持参くださいませ.
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